10月›October, 2006‹

#265 2006.10.20 (Fri)
たまには愚痴でも

俺の働き方を聞いて、大概の人は引く。朝9時から夜2時まで。眠いのはつらいけど、仕事は苦じゃない。理由は色々。

だからと言って、今の状態が理不尽じゃないか、と思うとそうでもない。やっぱ普通じゃない量の仕事をさせられているとは思うし、原因は会社の体質にある。でも、だからこそ成長できると思うし、みんながそうだからと、こないだここに書いた理屈で理不尽じゃないと思えてしまう。

でも、今日は久々にぶち切れた。切れかけた。

部長に「明日休みます」と言ったら怒られた。うちの部署はバイトを雇っていて、それでようやく仕事が回っている。でも明日はバイトが休みだから、その調整をしないで休むとは何事かと。理屈はわかるし、自分が社会人として間違っているのもわかる。そこは反省すべき点で、今後気をつけようと思う。

でも、明らかにたった2人じゃ回らない仕事量。バイトを雇ってやっとこさ。その状況を作り上げてるのはあなたじゃないのか。この会社じゃないのか。そんな余裕のない状態で、どっちかが単純に倒れれば、回らなくなるのなんて簡単だ。

それに、逆のパターンは何度も経験している。3人でぎりぎり回している仕事を一人でやる。でも、その先輩が休んだときにあなたは何か言ったのか。差別だと言われたって仕方がない。

「配慮が足りない」それは確かにそうかもしれない。でもじゃあ、人間を馬車馬のように働かせて、社員のモチベーションを上げるような対応も一切取らない。それは、社員に対する配慮が足りないってことじゃないのか。

実際、俺のこの会社での気の使い方は、新入社員という部分を差し引いても、際立っていると思う。逆にそんなだから、こっちの気も緩んでしまう。「これくらいならいいか」そういう空気が蔓延する会社の中で、あまり社会人の常識云々言われたくない。

昨日の夜先輩としゃべっていた「この会社にいると、他の会社に行った時苦労するよ」という言葉が身にしみた。そうならないようにしていたつもりが、どっぷりそうなっていたのに自己嫌悪だわまったく。

だからこそ、自分で意識をしっかり持っていないと、本当にやっていけない会社だと思う。鍛えられるし、逆に悔しいから、絶対これくらいじゃへこたれないし、絶対辞めない。

ここんとこ実際オーバーワーク気味で、そんな意識を保つ暇もない感じだった。そこをがっつり指摘された感じ。それはそれでよかったかもな。

前に「体調管理も仕事のうち」と言われた。今は「仕事が遅いから多少夜に長引くのも仕方ない」と思っていた。でも、これからはしっかり休んでやる。でも、それで優先度の低い仕事が後ろに回ったり、仕事がおざなりになるのは、やっぱり悔しいから、一日も早くできる社会人になってやると思う。

誰を見直させたいという気持ちでもない。ただただ自分が悔しいから。
#264 2006.10.16 (Mon)
何で!?と思う瞬間。

世の中理不尽ばかりだ。でも、人が一番理不尽に感じるときって、「何で俺だけ!?」って思う瞬間だと思う。いくら理不尽でも、周りもそうだと思うと結構受け入れちゃうのが人間だ。

なぜなら理不尽とは、まず「理」ありき。「理を尽くさず」の「理」がない、あるいは何なのかわからなければ、「そういうもんなのかな」と思ったって仕方ない。

「理」とはつまり「誰にでも平等であること」だ。物理法則は、どんなにいやなやつにも、聖人君子にも平等だ。だから「理」であり得る。

だけど、人は、目に見えるものだけを「理」と捉える。そして、「そもそも全てのことが平等だ」と思いたくなる。でも、それは勘違いなのだ。人間は誰しもが平等ではない。

「平等」とは「誰かに分け与えられるもの」だと勘違いした人が多い。それが多くの宗教の元なのだけども。

この世で、生まれた時に何かを分け与えてくれる存在、それは親だけだ。だから親が違えば何かがいろいろと違う。それでも「同じになろう」と思えば、同じにできるのも真実。

「世の中は平等じゃない」そう考えたとき、理不尽だった事は全て必然に思えるだろう。

そう、それは結局全てが自分次第だったことに気づくはず。
#263 2006.10.10 (Tue)
楽器屋に行った

最近の俺の楽器吹かなさぶりは目を見張るものがある。コンクール以来、触ってもいない…てのは言いすぎだが、マジでそれに近い。少なくとも吹いてない。

これじゃやばい。祭りではソロさせてもらえそうなのに。かといって、楽器かついでスタジオに行く元気は、最近の激務の中では作りにくい。何かきっかけが必要だ。

そう思って、楽器屋に行った。前から思ってたことだ。楽器が欲しい!!

しかもアルト。テナーには飽きた。てか重い。アルトを吹かしてもらおう。

そして出会ってしまった。やつに。

Sermer MARK VII。マークセブン。本田雅人が吹いてるやつがいいと言ったら出てきた。中古も中古。俺の楽器並みにはげている。でも、吹いてわかった。こいつはいい。もう一目ぼれだ。いや、一吹きぼれだ。

ケースつきで33万。マッピとか諸々つけて35万強。金はない。

次に店に来たときにあるとは限らない。そんときゃ縁がなかったとおとなしくテナーを吹くか、別のマーク7を探そう。まずは節約生活だな。
#262 2006.10.9 (Mon)
コンビニにて

いつものように晩飯を買い、温めを待っているときのこと。

夜の割には混んでいるレジ。夜はシフトが少ないみたいで、店員たちもテンパリ気味。

空いたレジの店員が声をかけた。

「お待ちのお客様どうぞ」

一瞬周りをけん制し合うレジ待ち客たち。誰も行かないなら自分が行くという姿勢。こーいうときは、人目を気にしないやつか一番近い人がお呼ばれする。並び始めた順序などどうでもいい。

例に漏れず、若いリーマンがずいっと前に出る。今さっき並び始めたやつだ。理不尽だが、それが社会というもの。

と、思っていたら、店員が意外な反応を見せた。

「少々お待ちください」と言いながら、先に並んでいた、ちょっと気の弱そうなおばちゃんに声をかける。「お待ちのお客様どうぞ」

頭がちょっとはなわ気味で、顔は中村獅童気味。だが、彼の行動は優しさと仁義にあふれていた。

いいやつじゃん。

静止されたリーマンはちょっと不満顔やったけど、他の人たちもちょっと驚き気味やったけど、夜のすさんだ心に、ちょっと暖かな風が吹き抜けた感じ。
#261 2006.10.3 (Tue)
わからないことは聞く

そういうスタンスでやってきた。

でも、自分がされるとうっとおしいこともわかった。

まずは自分で考える。

考えて実行した先に責任が持てない時は聞くほうがいい。

自分で責任が持てることは聞かなくていい。てか聞かないほうがいい。

まぁ最初のうちはその見極めが一番難しいんやけどな。